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いつからOK?子犬がシャンプー好きになるための6つの準備。

   2018/08/15

シャンプーが好きな子犬

子犬と一緒に外出したり、梅雨の季節に近づいてきて体臭が気になり始めたりすると、子犬の体をシャンプーしてあげたくなりますね。でも、子犬のシャンプーって、いつから始められるのでしょうか。トリミングサロンに連れていけるのはいつからでしょう。また、子犬がシャンプー好きになってくれる方法も気になるところ。かわいい家族である子犬には、清潔で気持ちよく毎日を過ごしてほしいと考えるのは当然です。今回は、子犬のシャンプーはいつからできるのか、また、子犬のシャンプーへの慣らし方や注意点をご紹介します。

子犬にシャンプーはNGなの??いつからOKなの??

犬のシャンプーについて考える犬

「子犬はシャンプーしてはいけない」、ということを聞いたことがあるでしょうか。
たしかに、産まれて間もない子犬は抵抗力が弱く、体温を調節する機能も未発達ですし、まだ骨格がしっかりしていないので、不用意なシャンプーが命にかかわる大問題となりかねません。そのため、「子犬はシャンプーしてはいけない」といったことが言われているようです。

ですが、多くの方が子犬を家に迎える生後2、3か月齢以降であれば、自宅で少しずつ体を洗う練習をはじめていくことは可能です。子犬の全身を一度にシャンプーしたい、ということであれば、生後4か月くらいを目安にしましょう。

「自宅で」「一部だけ」のシャンプーは、生後2~3か月くらいから

子犬がケージの中で自分のウンチを踏んづけたり、なんだか臭いが気になったり…と、子犬であってもシャンプーをしてあげたい時があるかもしれません。

ところが、ワクチンプログラムが完了していない子犬はトリミングサロンでシャンプーしてもらうことはできません。まだまだ小さな子犬なので、自宅で全身をシャンプーすることも少し難しいでしょう。

でも、全身シャンプーがダメだからといって、体を洗うことがダメというわけではありません。足だけをシャンプーしたり、お尻だけをシャンプーしたり、と自宅で体の一部だけをシャンプーすることは、生後2~3か月齢くらいの子犬であれば可能です。

子犬のシャンプーの準備

この時期に自宅で少しずつ子犬の体をシャンプーしておくことは、全身シャンプーを行う前のよい練習にもなります。もう少し成長した子犬や成犬であっても、全身シャンプーに抵抗がある場合は、自宅での部分シャンプーから練習することをお勧めします。

また、部分シャンプーができると、子犬が下痢をしてしまった時や、外出して足だけが汚れた時なども、自宅ですぐにきれいにすることができてとても助かります。ぜひマスターしましょう。

子犬の全身シャンプーの目安は生後4か月くらいから

子犬の全身をシャンプーしたいのであれば、ひとつの目安が子犬のワクチンプログラムが完了する生後4か月くらいです。このころになれば、子犬の骨格はずいぶんしっかりしてきます。

自宅での全身シャンプーにトライ!

段階的に慣れていけば、自宅で全身シャンプーすることも問題ありません。子犬のうちから上手に慣らしてあげれば、お風呂好きな子犬になるかもしれませんよ。
はじめてのシャンプーは自宅で…と考えている方は、ある程度子犬の体がしっかりしてくる3-4か月齢を目安にチャレンジしましょう。

初めてシャンプーされている子犬

トリミングサロンでのシャンプーはいつからOK?

飼い主がいきなり全身シャンプーするのに不安があるならば、トリミングサロンでプロのトリマーにお願いするのがいいでしょう。シャンプーする際のアドバイスを受けることもできますよ。

トリミングサロンでのシャンプーは、必ず3度のワクチンが済んでからにしてください。ワクチンを接種しても、きちんと効果が得られるまでには数日がかかります。そのため、トリミングサロンでのシャンプーが可能となるのは3度目のワクチンを接種して1週間以上が経過した頃です。
トリミングサロンでのシャンプーには、ワクチンプログラムが完了したことを示す証明書が必要になりますので、お忘れなく。

シャンプー好きな犬になるためにしておきたいこと

①普段からシャワーやドライヤーに慣れておこう!

子犬にシャンプーをする前に、水やドライヤーなどに慣れておくことは大切です。
水を流している音を聞かせたり、ドライヤーの音を聞かせたり、遠目からドライヤーの風をあててみたりなどの経験をさせておきましょう。もちろん、やけどや熱中症をおこさせてはいけませんので、温風を子犬の体に直接あてることはしないでください。

子犬の様子を観察しながら、優しく子犬の名前を呼び掛けたり、撫でてあげたり、少量のおやつを与えたりしながら、水やドライヤーは怖くないものだと教えてあげましょう。子犬が嫌がっているようならば無理はせず、別の日にチャレンジしてください。

はじめての子犬のシャンプーのためのシャワー

②体を触られることが大好きになっておこう!

シャンプーを始める前に、体のいろいろな部分に触れられることが大好きになっておくことも大切です。優しく褒めてあげながら少しずつ、顔周りや足先まで触れるように練習してください。
子犬の体を触る練習については、こいぬすてっぷ3か月編でご紹介しています。

③はじめは子犬の足だけ、お尻だけをシャンプーしてみよう

子犬のシャンプーをするときに気を付けなくてはならないことは、「子犬にトラウマを与えないように配慮する」ことです。

子犬にとっては、シャンプーはもちろん、水しぶきも水圧も初めてのこと。一度怖い経験をしてしまうと、これを払しょくするのは大変です。焦らず、じっくりと慣れさせるように気を配りましょう。

当然ですが、子犬の顔から洗うようなことはNG。
顔から遠い部位から、少しずつシャンプーに慣れさせていきます。優しくマッサージをするように洗ってあげ、飼い主が手ですくったぬるま湯をかけて、足元だけ濡らしたり、お尻だけ洗ったりしてあげてください。最初はシャワーではなく、洗面器を使うといいでしょう。
一度に色々洗おうとせず、できるところから徐々にシャンプーをすすめていきましょう。

シャンプーが終わったら、タオルで拭いて、乾燥させます。
生乾きは、細菌が繁殖し、皮膚炎の原因となりますので、しっかりと乾かしましょう。ドライヤーを使用する際には30cmは離し、やけどをしないように必ず温度を確認しながら、コームを使って毛の根元から乾かしてください。

初めてのシャンプーがおわった子犬

④全身シャンプーは部分シャンプーが上手にできるようになってから

子犬が嫌がらずに部分シャンプーができるようになってから、子犬の全身をシャンプーするようにしてください。全身をシャンプーすることは、時間もかかりますし、子犬にとって大きなストレスとなることも。シャンプーが苦手な犬にならないためには、簡単なことから少しずつ少しずつステップアップさせることが大切です。

※子犬の初めてのシャンプーについてはこちらの記事でもご紹介しています。
【子犬の初めてのシャンプー】成功のためのチェックポイントと上手な方法とは?

⑤上手にできたら優しく褒めてあげて

シャンプーが終わったら、子犬をしっかり褒めてあげましょう。シャンプーの後で子犬は疲れていますので、興奮させないように優しく褒めてあげるのがポイントです。

⑥シャンプーは体調のいい日に

シャンプーは、子犬の体力を消耗します。必ず、子犬の体調のいい日にシャンプーするようにしてください。

子犬のシャンプーの注意点

シャンプー後に気を付けることは?

シャンプーは子犬にとって、非常に体力を消耗し、ストレスもかかるもの。子犬にシャンプーをしたあとは、「よく頑張ったね」などとたくさん誉めてあげたうえで、興奮させないようにゆっくり休ませてあげてください。
もしもシャンプーをしたあと、ぐったりしてしまった、下痢や嘔吐をするようになった、といった場合には、必ず動物病院に相談してください。

初めてのシャンプーがおわって眠る子犬

子犬のシャンプーの間隔は?

飼い主が清潔好きだから、子犬がシャンプー好きだから、といった理由で毎日シャンプーしてはいけません。特に全身シャンプーは、子犬にとっては体力的に大きな負担となります。
また、シャンプーのし過ぎは、必要な皮脂まで洗い流してしまうことにもつながります。皮膚が乾燥しすぎてしまい、皮膚炎の原因になることもあるのでご注意を。

健康な子犬のシャンプーは、多くても月に2回程度としておきましょう。病気の治療でシャンプーが必要な場合は、必ず獣医師の指示に従ってください。

子犬のシャンプーを避けたほうがいい日は?

子犬が慣れない遠出で疲れていたり、健康状態に不安があったりする日は、シャンプーは避けた方が無難です。ワクチン接種当日も体力が低下しており、疲れやすい状態ですのでシャンプーはNGです。どうしても気になる場合は、絞ったタオルで体を拭いてあげたりしてみては。

それでも体臭が気になるなど、シャンプーの必要性を感じる場合は、必ず動物病院で相談してからにしてください。

シャンプー上手になって、気持ちいい毎日を♪

子犬のシャンプー、デビューの前に日常生活の中で少しずつシャワーやドライヤーなどに慣れさせておくことがとても大事。ワクチンが完了していよいよシャンプー!というときに子犬にトラウマを与えないように、自宅で少しずつ練習をしておきましょう。優しく声をかけたり、ご褒美をあげたりして、「シャンプーは楽しい!」と理解してもらうことが大切ですよ。

こいぬすてっぷに所属している獣医師チーム。臨床経験が豊富な獣医師により構成されています。獣医療の知識や経験を生かし、子犬育て、しつけに関わる正しい知識をわかりやすくお届けしていきます。

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