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【犬のいたずら】「無視」以外にも必要な対策が!今すぐできる3つのコトとは?

   2018/11/26

犬のいたずら、かわいい愛犬とはいえ悩みの種ですよね。「いたずらを発見しても無視しましょう」と言われるのを聞いたことのある飼い主さんも多いでしょう。でも、愛犬が大切なカバンやスマホをイタズラしているのを見つけた時、そのまま無視することはできませんよね。犬のイタズラを発見した時に「無視をする」のはひとつの方法。でも実は、愛犬のいたずらは無視だけでは解決しません。そこで今回は犬のイタズラに困っている人にすぐに実践してもらいたい、愛犬のイタズラ対策を3つご紹介します。

対策その1 犬がイタズラする理由を知り、対応する

愛犬がイタズラする理由、わかっていますか?犬がイタズラする理由を考えずにひたすら無視をしてもイタズラの解決にはつながりません。

軍手をイタズラしている犬

犬がイタズラをする時には、必ず理由があります。犬は何かの欲求を満たすために、スリッパをかじったり、バッグをかじったり、ペットシーツをびりびりにしたりするのです。
そもそも、こういった行動を「いたずら」と呼ぶのは「人間がされて困ること」だからであり、人間側の都合。犬にとっては自然で本能的な行動であることがほとんどなのです。
犬が何かをイタズラすることで満たそうとしている欲求をあらかじめ満たしてあげることで、犬のイタズラは解決するはずなのです。

犬のイタズラの理由① 飼い主さんともっと遊びたい!

愛犬がイタズラをしがちな時間帯を振り返ってみてください。
飼い主さんが夕飯の準備などで忙しい時間帯にイタズラをしてはいませんか?犬がかまってもらえていない時にイタズラしてはいませんか?

そういった場合のイタズラは、愛犬のもっと遊んで!というサインかもしれません。
忙しい時に…と思うかもしれませんが、そこをこらえて、いつもイタズラしてしまう時間帯より少し早い時間帯にしっかり遊んで愛犬の気持ちを満たしてあげましょう。
たとえば、夕飯の支度の時にいつもイタズラする愛犬なら、夕方の時間帯に少し時間を作ってあげて。ほどよく疲れる程度に遊んであげることで、いつもイタズラしていた時間帯をリラックスして過ごしてくれることでしょう。

イタズラ対策として飼い主さん一緒に遊ぶ犬

犬がイタズラをする理由② 生え変わりで歯がかゆい!

子犬の歯の生え変わり時期に色々なものをかじるのは、歯がかゆいからかもしれません。噛み応えのあるおもちゃを与えることで対応しましょう。
犬によって好きな素材や硬さはそれぞれです。お気に入りの素材のものを見つけてあげてくださいね。

犬がイタズラをする理由③ 運動不足!ストレスが溜まっている!

運動不足やストレスがたまることによる欲求不満から、イタズラをしてしまうこと犬も少なくありません。
特に雨の日が続いたり、寒さ、暑さなどで思うように散歩に出られなかったりする時のイタズラは、ストレスの現れかもしれません。

イタズラしないようにたくさん遊んでいる犬

散歩が足りていないかも、遊びが足りていないかも、と感じるようならばぜひ積極的に運動を取り入れましょう。
走り回って遊ぶだけでなく、知育玩具を使った「頭を使った遊び」が好きな愛犬の場合はそういった遊びを取り入れてもよいでしょう。

大事なことは、愛犬を精神的にも、身体的にも満足させてあげること。
ひとり遊びの時間も大切ですが、飼い主さんも一緒に遊びを楽しむことができれば、愛犬にとって、より充実した時間となるでしょう。

対策その2 犬がイタズラできない環境にする

犬にとってイタズラしたくなるものが犬の手に届くところに置きっぱなしにはなっていませんか。

愛犬のイタズラに悩んでいる場合は、まずはごみ箱は蓋つきにする、バッグ、リモコンやスマホなどは犬の届かないところにしまう、といったことを徹底するようにしてください。これにはご家族の協力が欠かせませんが、愛犬も家族の一員。イタズラによる事故を防ぐためにも、「イタズラできない環境」を整えることを徹底しましょう。

バッグをイタズラしようとしている犬

対策その3 犬がイタズラをしてない時の行動を見直す

かまってほしくてイタズラする犬の場合、「こらー!」などと反応すると犬にとってのご褒美になるから、「犬がイタズラをしても無視をしましょう」とはよく言われていること。(※もちろん、誤食の危険がある場合には、口にしているものを離すように対応することは必要です。)
でも、愛犬のイタズラを解決するためには、犬がイタズラした時の対応を見直すだけでは不十分なのです。実は、犬がイタズラをしていない時に飼い主さんがどのように対応するか、がとても大事なポイントになるのです。

おもちゃで遊んでいる時の声がけがポイント!

犬が自分のおもちゃで一生懸命遊んでいる時、「静かに遊んでいるし、そっとしておこう…」なんて思うかもしれませんが、この、「自分のおもちゃで遊んでいる時」に褒めたり、声がけしたりすることこそが、イタズラ解決につながるのです。

イタズラをせずにおもちゃで遊んで褒められる犬

かじってはいけない日用品ではなく、愛犬が噛んでもいいおもちゃを噛んでいる時に「偉いね!」「いい子!」「上手に遊んでるね」などと褒めてあげることで、犬はおもちゃで遊んだら褒められた!いいことがあった!と学習します。
さらに、「そのおもちゃ、かわいいなー、ちょうだいー!」などと言って、さりげなく飼い主さんも一緒に混ざって遊んであげると、おもちゃで遊んでいたら構ってくれた!と学習します。
これを日常的に心がけておくことで、犬は飼い主さんに構ってほしくて日用品をイタズラすることはなくなっていくのです。

愛犬のイタズラは、飼い主の行動次第

愛犬がイタズラをした時に無視をすることはひとつの方法。でも、それだけではイタズラは解決しないのです。してしまったことは、もうしかたのないこと。次に必要なことは、愛犬がイタズラをしたい気持ちにならないようにしてあげることなのです。イタズラをすることで愛犬が何を訴えているのかをきちんと考え、イタズラという方法で意思表示する前にその訴えを満たしてあげることなのです。犬と暮らす中では、多少困ったことがあるのは覚悟しておかなくてはなりません。でも、イタズラばかりでは、愛犬との暮らしが心から楽しいものにはならいでしょう。愛犬と笑顔で暮らしていくためにも、まずは日々の暮らしの中で、愛犬の心が満たされているかどうかに目を向けるようにしてくださいね。

東京大学農学部 獣医学専修を卒業後、大阪の高度獣医二次診療病院に勤務の後、渡米しミシガン州立大学、カリフォルニア大学 ディビス校にて、整形外科・再生医療の研究などに携わる。帰国後は、アメリカでの経験を活かし、川村動物病院の院長として、より良い地域医療の普及に邁進中。

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