メニュー

撫でられるのがもっと好きに♪犬の撫で方の基本3STEPと、練習の方法とは?

   2018/11/23

愛犬は撫でられるのが好きですか?愛犬の体中どこでも撫でることができますか?犬が撫でられて喜んでいる姿はとてもかわいいものですよね。ところが、「撫でる」行為は本来の犬同士のコミュニケーションには存在しない行為です。そのため、犬が撫でることを受け入れるかどうかには個体差があるのです。でも、犬の身体中を撫でられる状態にしておくこと、もっと言うと、撫でられるのが大好きな状態にしておくことは、愛犬との暮らしのうえでとても大切なこと。早いうちにマスターしたいしつけのひとつともいえるのです。ここでは、撫でられるのが好きな愛犬がもっと撫でられるのが好きになる撫で方の基本3STEPと、愛犬が体中を撫でられることが好きになるための練習方法をご紹介します。ぜひご自宅でリラックスしながら試してみてくださいね♪

撫でられるのが大好きな犬

犬が撫でられるのが好きになる撫で方、基本の3STEP

犬が撫でられて喜んでくれると、飼い主さんとしてもとてもうれしいですよね。
犬を撫でることでコミュニケーションをとる時に大切なことは、犬の気持ちを大事にすること。犬が本当に撫でられたい気分なのかをきちんと見極めて撫でることです。

STEP1 愛犬の顔の下からゆっくりと手を差し出す
STEP2 愛犬の身体に触る前に一旦ストップ
STEP3 愛犬が手の方に寄ってきたら優しく撫でる


撫でる練習をしている犬

大切なのは、犬が寄ってきたところで撫でるということ。自ら寄ってくるということは「撫でて~!」というサインなのです。逆に、手を出したときにもしも犬が離れたり、緊張した様子を見せたりするようならば、撫でてほしくないということ。犬の気持ちを無視して撫でることはしないでください。

また、当然犬もその日によって気分が違うこともあるはず。今日は気分が乗らない…というときに無理やりあちこと撫でられても愛犬はうれしくないはずです。必ず愛犬の気持ちを大切にコミュニケーションをとることを心がけてくださいね。

体を撫でているときは、「おりこうだね」などと褒め言葉をかけてあげましょう。もともと触られることが平気な愛犬であっても、必ず誉め言葉をかけてあげてくださいね。そうすることで、成長とともに嫌がるようになってきた…といったことはなくなり、ずっと体を触られるのが好きな犬でいてくれます。

頭の上から手をだすのはNG

頭の上から手を撫でようとすると警戒する犬

よく言われることですが、犬の頭の上から手を出して撫でようとするのはNGです。
頭の上から近づいてきた手に対して、危険を感じてしまうでしょう。

愛犬の様子をよく見て、犬が首をすくめる動きをする、顔をそむけたり、後ろ体重になったりするようならば、警戒しているサインです。

撫でる時に愛犬の目をみつめるのもNG

目をじっと見つめるという行為は、犬に強いプレッシャーを与えます。
人でも、至近距離でじっと目を見つめられると落ち着かないのと同様、じっと目を見つめたままで撫でられても、犬はリラックスできません。

目を見つめて撫でると警戒する犬

普段から人の「手」に嫌な印象を持つ行動はNG

普段から、人の手が犬にとって嫌なものにならないような行動を心がけることもとても大事なことです。
ですので、嫌がっているところを無理やり撫でようとするのはNGです。当然、叩く、マズルをつかむなどの行動は絶対にしないでください。

撫でるのに慣れていない愛犬は少しずつ撫でる練習を

まずは、手を怖がらないように

愛犬がリラックスして体を撫でられるようになるためには、飼い主さんの手に対して、悪い印象を持たせないことが絶対に必要です。

愛犬が撫でられるのが好きになるまでは、歯磨きや爪切りは自宅では行うことは避けましょう。

愛犬が満足しているタイミングで、褒めながら撫でてあげよう

愛犬の体を撫でる練習は、愛犬の気持ちが満たされていて、まったりと落ち着いているタイミングがベストです。具体的には、しっかり遊んで、ごはんも食べたあと、飼い主さん自身もゆったりとできる時間帯がよいでしょう。

愛犬を抱っこしたり、膝の上に乗せたりしてあげて、顔の下からゆっくりと手を近づけてあげてください。伏せの姿勢でも大丈夫です。飼い主さん自身も低い姿勢をとり、顔の下からゆっくり手をちかづけましょう。

撫でられてうれしい犬

体を撫でるときは、いきなりではなく、まずは犬に手のにおいをかがせてみてください。
それでいやがる様子がなければ、飼い主さんの手に対して嫌な印象を持っていないということ。
まずは優しく褒めながら、首のあたりを優しく掻くように触ってあげるとよいでしょう。次に、背中もゆったりと撫でてみましょう。

少しずつ撫でる範囲を広げていこう

撫でられるようになってきたら、ゆっくりと手をスライドさせていくイメージで、撫でる場所を広げていきましょう。

ゆったりと撫でながら優しく誉め言葉をかけてあげてくださいね。甲高い声は犬がびっくりしてしまいますので、「えらーい!」などと大げさに誉める必要はありません。
また、「撫でられてじっとしている」という状態を好きになってもらいたいので、褒めるタイミングは触っている途中。触り終わってから褒めるのではないのでご注意を。

身体のあちこちを撫でられる犬

愛犬の身体のあちこちをゆったりと撫でながら愛犬の様子をよく見ておき、愛犬が撫でられて喜ぶ場所をできるだけたくさん見つけておいてあげるとよいですよ。

難易度の高い場所を撫でる練習はご褒美のおやつを使って

ここまでできるようになったら、口のまわりや耳、足先や尾といった、多くの犬が触られるのが苦手な場所にもチャレンジしてみましょう。
体中を触られることに慣れることで、愛犬のお手入れや健康チェックをしやすくなるのでとても大切なことです。

ただし、これは、難易度の高い練習のため無理は禁物です。
小さなフードなどを数粒を手の中に隠すようにぎゅっと持って、それを少しずつ食べさせることで気をまぎらわせながら、ゆっくりゆっくり練習を進めていきましょう。

撫でられる練習をしている犬

撫でられるのを嫌がっているサインを見逃さないで!

  • 撫でられたところを振り返って見ようとする
  • 撫でている手を甘噛みしようとする
  • 撫でている手から逃れようとする

これらは、犬が撫でられるのを嫌がっているサインです。
こういった嫌がっているサインを見逃さないことも、撫でる練習を進めるうえでとても大事なことです。

愛犬に嫌がる様子が見られたら、もう一度、褒めながら好きなところを撫でてあげてから練習終了。しつこく撫でることはしないでください。無理は厳禁です。
また、体を撫でられることに嫌な印象を持たせたまま終わらないために、最後にもう一度、愛犬が撫でられて喜ぶ場所をしっかりやさしく撫でてあげてから練習を終了するのも大事なポイントです。

愛犬をゆったり撫でて、リラックスタイムを充実させよう

愛犬が撫でられることを大好きになってくれたら、普段のお手入れがとてもしやすくなります。また、愛犬の体をマッサージしてあげたりといった、より充実したリラックスタイムを過ごせるようにもなるでしょう。口元や耳といった難易度の高い場所を触る練習には少々時間がかかるかもしれませんが、焦らずに。まずは、愛犬が触られて喜ぶ場所をたくさん見つけ、たくさん撫でてあげることでスキンシップを楽しみ、愛犬ともっともっと仲良くなることを優先すればOKです。愛犬によって、撫でられてうれしい場所や、撫でられる強さの好みもそれぞれです。ぜひ愛犬が喜ぶ撫で方を見つけてあげてくださいね。自分のことをよくわかってくれている飼い主さんに愛犬はどんどん心を許すようになっていき、絆も深まっていくはずですよ。

東京大学農学部 獣医学専修を卒業後、大阪の高度獣医二次診療病院に勤務の後、渡米しミシガン州立大学、カリフォルニア大学 ディビス校にて、整形外科・再生医療の研究などに携わる。帰国後は、アメリカでの経験を活かし、川村動物病院の院長として、より良い地域医療の普及に邁進中。

関連記事