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【子犬のトイレ】しつけがうまくいかない時に見直したい2つのこと

   2018/12/12

子犬のトイレのしつけを進めているけれど、なかなかうまくいかない…。そんな時、何を考えますか?「もっといい方法ないかな?」とか、「教え方が悪いのかな?」とか、そんなふうに考えてはいませんか?子犬のトイレのしつけには様々な方法がありますが、基本となる大事な考え方は「極力失敗をさせず、成功率をあげていく。トイレに成功した時にはその都度子犬をしっかり褒めて、『トイレで排泄することは良いことだ!』と確実に認識してもらうこと」。そうすることで、必ず子犬はトイレを覚えてくれます。つまり、子犬のトイレのしつけは、いかに「子犬にトイレを失敗をさせないか」にかかっているのです。これは、トイレのしつけを始めた頃はしっかり意識していたとしても、しつけを続けているうちに忘れてしまいがちなこと。「子犬に失敗させないためにはどうしたらいいのか?」これこそが、子犬のトイレのしつけに行き詰まった方に考えてもらいたいことなのです。今回は、子犬にトイレを失敗させないために見直していただきたい2つのことをご紹介します。

トイレのしつけをしている子犬

①しつけの前に「子犬のトイレのタイミング」を見直す!

復習!子犬がトイレをよくするタイミングは?

子犬がトイレをよくするタイミングを把握していますか?
しつけの方法を考える前に多くの子犬がトイレをするタイミングを復習しましょう。

  • 寝起き
  • ごはんを食べたあと
  • 遊んだあと

これらのタイミングは、トイレのしつけ成功のチャンス!ぜひ、子犬をトイレに連れて行ってあげてください。中でも、寝起きは膀胱におしっこが溜まっている時間帯でもあり、しかもトイレのタイミングをつかみやすいので大チャンス!
このタイミングを逃さず、トイレを成功させましょう。

また、もりもりごはんを食べたあと、多くの子犬はうんちの時間。ここもトイレのしつけ成功のチャンスです。
もしも食後にトイレに連れて行っても、子犬がすぐにトイレをしないようならば、少しの間、子犬と遊んでみてください。遊んでいるうちにトイレに行きたくなるかもしれません。

また、トイレに行きたくても遊んでいる間は我慢する子犬もいます。遊びを楽しんだあと、休憩前にも一度トイレに連れて行ってあげましょう。

トイレのしつけ中に我慢して遊んでいる子犬

トイレを失敗してしまう子犬には、とにかく失敗を減らして成功率をあげていくことが最重要課題。
せっかくタイミングをつかめているのにトイレに間に合わずに失敗してしまう…なんてことを防ぐため、今の段階ではトイレまで抱っこでもOKです。

※トイレのしつけの基本についてはこちらの記事でもご紹介しています。
子犬のトイレトレーニング、完璧習得までの5ステップ

復習!子犬がトイレをしそうなしぐさや行動は?

トイレのしつけに大事な、「子犬がトイレをしたい時のしぐさ」、わかっていますか?
ここでは、多くの子犬がトイレに行きたくなったときにみせるしぐさを復習しましょう。

  • ゴロゴロのんびりしていたのに急にむくっと立ち上がる
  • 遊んでいる途中に急にピタッと遊ぶのをやめる
  • クンクン周囲のにおいを嗅ぎながらウロウロする
  • クルクル回る

子犬はおしっこやうんちをしたいとき、独特の行動をとることがよくあります。
この「トイレに行きたいサイン」を見逃さないようにして、タイミングよくトイレに連れていけるかどうかも、トイレのしつけ成功へのポイントになります。もちろん、ここでも子犬を抱っこでトイレに連れていてOKです。
忙しいのにずっと子犬の様子を見ておくなんて…と思うかもしれませんが、ここが子犬のトイレのしつけ成功のための頑張りどころでもありますよ。

トイレのしつけをしている子犬

トイレのタイミングを掴むには「子犬のトイレの観察記録」もおすすめ

当然ですが、子犬がトイレに行きたくなるタイミングには、個体差があります。
本当はトイレに行きたくないし、遊んでいたいのに何度も何度も抱っこされてトイレに連れて行かれる…と子犬が思ってしまうと、「抱っこされるとサークルに閉じ込められる!」と子犬が学習し、抱っこを嫌がるようになってしまうこともあります。
そうならないためにも、愛犬のトイレのタイミングは可能な限り正確に把握しておきたいところです。

実は、子犬のトイレのリズムをもっと正確に知るためにおすすめの方法があります。

それは、子犬のトイレの観察記録を1週間ほどつけてみること。

  • トイレをした時間(成功したか失敗したかも)
  • おしっこかうんちか
  • トイレをする直前にしていたこと(遊び?ごはん?水を飲んでいた?寝ていた?)
  • トイレをする直前の行動やしぐさ
  • トイレをした場所
  • 食事、飲水の時間
  • 遊びの時間
  • 睡眠の時間

子犬のトイレ記録のための紙

こういったことを記録して、見返してみることで、子犬のトイレのタイミングが把握しやすくなりしつけの成功が近づきます。
ちなみに、子犬のトイレのリズムをより正しく把握するためには、子犬の生活リズムをある程度一定にしておくほうがよいでしょう。そのためにも、ぜひ飼い主さん自身の生活リズムも極端に不規則にならないようにして臨むことをおすすめします。

②しつけの時は「子犬がトイレを失敗した時の対応」も見直して!

子犬のトイレのしつけが長くなってくると、ついつい「また失敗した…」とうんざりしたり、「いい加減にして!」とイライラしたりしがちです。
そんなとき、子犬にきつく当たったり、叱りつけたりしてはいませんか?
「ダメでしょー!」などと声をかけるのもしつけとしてNGです。

トイレを失敗した子犬を叱らないこと、粗相をした子犬に声をかけないことは、子犬のトイレのしつけの基本です。
まず、落ち着いて「トイレを失敗したのは、飼い主さんがトイレのタイミングを逃してしまったのが原因だ」ということを受け止めましょう。そして、何事もなかったようにきれいにして、消臭してしまってください。

トイレのしつけで大切なのは、トイレを失敗した子犬を責めることではなく、次のトイレを成功させること。そして、トイレに成功した子犬を存分に誉めてあげることなのです。

※子犬のトイレのしつけ中によくある失敗についてはこちらの記事でもご紹介しています。
犬がおしっこを失敗。やりがちな「4つのNG行為」と、とるべき「たった1つの行動」は?

子犬のトイレのしつけ、行き詰まったら、一旦リセット!

トイレのしつけ、うまくいかないと飼い主さんのストレスもどんどん大きくなっていきますよね。子犬のトイレのしつけは、長引けば長引くほど、イライラから基本を忘れてしまいがち。一度気持ちをリセットして、しつけの基本に立ち返ってみましょう。今回ご紹介した内容は「今更?」と思うことかもしれませんが、ぜひ初心にかえって、「子犬のトイレのタイミング」と「トイレを失敗したときの対応」を見直してみてください。それこそが子犬のトイレのしつけ成功の近道になるはずですよ。

※子犬のトイレがうまくいかない理由についてはこちらの記事でもご紹介しています。
トイレ失敗=自然なこと?!子犬がトイレに失敗する3つの理由とは?

※サークルのトイレを使ってくれない子犬への対応についてはこちらの記事でご紹介しています。
【トイレのしつけ】サークルのトイレを使わない子犬への意外な対策とは?

東京大学農学部 獣医学専修を卒業後、大阪の高度獣医二次診療病院に勤務の後、渡米しミシガン州立大学、カリフォルニア大学 ディビス校にて、整形外科・再生医療の研究などに携わる。帰国後は、アメリカでの経験を活かし、川村動物病院の院長として、より良い地域医療の普及に邁進中。

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