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リードは犬との散歩の必須アイテム!〇〇〇を意識して安全・快適に楽しもう♪

   2018/09/19

愛犬との散歩、「リードなんか使わずに自由に楽しみたい!」なんて思っていませんか?でも「ノーリード」つまりリードなしでの犬との散歩は絶対NGです!一見、リードで愛犬をつなぐのはかわいそうかもしれませんが、リードは決して犬の自由を奪うための道具ではありません。犬に装着したリードは「あること」を意識すると、愛犬とのお散歩がぐっと快適で楽しいものにしてくれるのです。今回は、愛犬との散歩を安全・快適に楽しむためにぜひ覚えておきたい、リードの使い方の基本と散歩のコツをご紹介します。

リードをつけて散歩を楽しむ犬たち

リードは散歩中の犬と人の安全を守るために絶対必要

「散歩をする時にリードがなくても、よくしつけているから大丈夫」・・・なんて思っていても、突発的な噛みつき事故や犬の飛び出しによる交通事故などが急に起こる可能性は、ゼロではありません。また、散歩をする道には、犬が苦手な方もいるので、愛犬は遊びのつもりで追いかけても、驚かせたり怖がらせたりするなど、不快な思いをさせてしまうこともあります。

そんな事態を防ぎ、愛犬と飼い主さんだけでなく、周囲の人の安全を守るためにも、リードは絶対に必要です。周囲の人との事故やトラブルを避けられるよう、リードを装着するのは、飼い主さんの散歩のマナーと言えるでしょう。

リードは「犬の自由を奪うもの」ではなく、「我が子の手」

リードが安全確保に必須といっても、愛犬の自由を奪う目的で使うものではありません。例えるなら、犬のリードは「我が子の手」。
小さな子どもの手を大人がしっかり握って歩くのと同様、犬が急に走り出して迷子になったり、犬が事故やトラブルに巻き込まれたり、その原因になってしまったりしないように使う大切な道具なのです。
犬と人の安全を確保し、安心して散歩を楽しむために、リードをしっかり握りながら、「大切な我が子と手をつなぐような気持ち」を常に意識しておきましょう。

リードをつけても、犬はのびのび散歩を楽しめる!

リードをつけた散歩を楽しむ犬

愛犬にリードをつけているからといって、愛犬の自由が奪われる、なんてことはありません。飼い主さんの心がけとちょっとしたコツ、少しの練習で、楽しく安全な散歩は可能です。

リードは犬の負担の少ないハーネスへ

リードは、犬の体高によって最適な長さが異なりますが、1.6〜1.8メートルくらいの軽いナイロン製のものが使いやすいでしょう。伸びるタイプのリードもありますが、事故を起こさないよう、公園を含む街中での散歩では短くロックして使います。
散歩用のリードは、首輪ではなくハーネス(胴輪)につけましょう。
ハーネス(胴輪)はもともと犬ぞりなどのために作られた道具なので、引っ張っても犬の体に負担をかけない作りになっているのが特徴です。首輪のようにすっぽ抜けることもなく、どんな犬種にも使えます。
リードを首輪につける方法もありますが、頸椎や気管に負担がかかることが多いため、おすすめではありません。また、チョークカラーなど、リードを引っ張ると首が絞まるしくみの首輪は扱いが難しいため、一般の飼い主さんは使わないようにしましょう。
※ID用として首輪も必ず装着し、鑑札と狂犬病予防接種注射済票や迷子札をつけておいてくださいね

散歩に出る前に、リードの犬への装着を練習しよう

散歩の前にリードの練習をしている犬

また、新しいリードを使って散歩に出る前に必ずしておきたいのが、屋内で首輪やハーネス、リードを子犬に装着する練習。
散歩の時に初めて犬にリードや首輪、ハーネスをつけると、犬が首輪を嫌がったり、リードを噛んだり、じゃれて遊んでしまったりして、スムーズに散歩ができないことがあるからです。

首輪やハーネス、リードを子犬に装着する時は、褒め言葉をかけたり、ご褒美の食べ物をあげたりしながら行います。
愛犬がコングなど好物を詰めたおもちゃに夢中になっている間に装着してもよいでしょう。首輪やハーネス、リードをつけたら、そのまま遊びや食事など、犬が好きなことをさせ、装着している状態に慣らしていきます。

散歩はリードが緩んだ状態で楽しもう

リードをうまく使って散歩している犬

犬との散歩の目標は、リードが緩んだ状態で飼い主さんの近くをゆったりと歩くこと。
リードは小さな子どもの手と同じ感覚で握りましょう。街中で小さな子どもの手を離したり、力まかせに引っ張ったりしないのと同様に、

  • 「リードを緩ませながら常に握っている」
  • 「リードを無理に強く引っ張らない」

という2つが散歩でのリードの使い方の基本です。

リードがピンと張らないように、犬についていくことからスタート!

最初のうちは、犬のペースに合わせて、犬についていくようにリードを緩ませながら散歩しましょう。
散歩では、運動によるストレスの発散や、犬の本能ともいえる「匂いかぎ」で犬の欲求を満たしてあげることが大事なので、もし犬が飼い主さんの前に行きたがれば、自由に歩かせてもOK。
通行人や周囲の迷惑にならない安全な場所で犬が食べてしまっては困るものが落ちていないか確認したうえで、リードを少し長めに持ち、気のすむまで匂いをかがせ、子犬の好きなように歩かせてあげましょう。

ただし、散歩中にリードをピンと張って犬が飼い主さんをぐいぐい引っ張るのはNGです。もし犬がリードを強く引っ張る場合は、飼い主さんが立ち止まって犬が戻ってくるのを待ち、犬が戻って来たらご褒美をあげて、またリードが緩んだら歩き始めましょう。

においをかぎながら散歩をする犬

犬と人が安全に散歩をするためには、曲がり角や信号などで止まることや、必要な時に子犬の注意を逸らしたり警戒心を減らしたりするために方向転換させることができるようになることも大切です。これらの時ももちろん、飼い主さんがリードを引っ張って力まかせに子犬を止めたり動かしたりしてはいけません。
リードを引っ張ることは、犬に不快感を与えてしまいます。子どもの手をギュッと握って固定するイメージで、リードを固定して動きを止めたり、ご褒美をあげたりしながら次の動きを指示しましょう。

また、もしかすると、最初は散歩に出ても、犬が怖がって歩こうとしないことがあるかもしれません。そんな時もリードを引っ張って無理に子犬を動かすのではなく、リードを緩ませたまま飼い主さんが子犬の名前を呼んで足元まで来させたり、散歩の場所を変えて再チャレンジしたりするなど、工夫してくださいね。

リードを介して子どもを手を握る気持ちで散歩を楽しもう

散歩は100%愛犬のための時間。リードを介して子どもと手を握るような気持ちで愛犬との散歩を楽しみましょう。リードをつけていることで、子犬が安心して飼い主さんと散歩を楽しめるようになると、「散歩は楽しい!大好き!」と愛犬も思ってくれるはず。体も心も満足させ、心地よい疲れを感じさせてあげることが理想的です。また、散歩を通して愛犬が社会で様々な経験をすることも、愛犬が社会になじんでいくためにとても大切です。ぜひ散歩でのリードの使い方をマスターし、愛犬を無理やりコントロールするのではなく、犬と人の安全を守りながら、愛犬にとって大満足の散歩をしましょう!

こいぬすてっぷに所属している獣医師チーム。臨床経験が豊富な獣医師により構成されています。獣医療の知識や経験を生かし、子犬育て、しつけに関わる正しい知識をわかりやすくお届けしていきます。

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