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動物病院もう決めた?子犬のうちのかかりつけ選びが大事な理由と6つのチェックポイント

   2018/05/23

動物病院へ子犬の時期には、ほぼ毎月通うのをご存知ですか?もし、かかりつけの動物病院と信頼関係ができていれば、子犬の健康管理やしつけの悩みなどにも適切なアドバイスがもらえます。飼い主さんにとって、動物病院はいわば、一番身近なサポーターといえるでしょう。そこで今回は、かかりつけ動物病院を決めるときに役立つ、動物病院と子犬の具体的な関わりや動物病院の選び方をまとめました。

子犬の時期は動物病院へ行く機会が多い!

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子犬の時期は動物病院へ頻繁に通うため、実は子犬と動物病院はとても密接な関係にあります。

子犬を迎えてから5ヶ月頃まではワクチン接種へ

子犬を迎えて1週間ほど経ったら、健康診断のためにさっそく動物病院へ連れて行きましょう。先天性の疾患や寄生虫の感染症など、子犬に何か異常があれば早めに対処することが大切なので、子犬を迎えたら必ず受診しましょう!

受診の際は、キャリーバッグかクレートに子犬を入れて連れて行きます。小型犬の場合は、成犬になっても同じです。ぜひ、子犬のうちからキャリーバッグやクレートに慣れさせ、好きになってもらいましょう。キャリーバッグやクレートに子犬が自ら入る練習は「こいぬすてっぷ」生後8ヶ月編・11ヶ月編でもご紹介しています。

また、通常、子犬は生後8週目に感染症予防の混合ワクチンの初回接種を行い、以後3〜4週間ごとに計3回接種します。さらに、子犬が生後3ヶ月をすぎると、狂犬病の予防注射を受けることが狂犬病予防法によって義務づけられています。子犬を自宅に迎える前のワクチン接種歴をあらかじめ確認しておき、健康診断で受診した際に子犬のワクチンの接種プログラムについて獣医師と相談するとよいでしょう。

子犬 しつけ 動物病院

初めて動物病院を受診した際にワクチン接種を行うと、子犬が動物病院を嫌いになってしまう可能性があるため、初回は健康診断のみ、2回目はワクチン接種というように、少しずつ子犬を受診に慣らしていくことがおすすめです。

6ヶ月頃を目安に避妊や去勢の手術を

愛犬の繁殖を希望しない場合には、避妊手術や去勢手術を受けることが勧められています。避妊手術や去勢手術は、性成熟を迎える前の生後6ヶ月頃を目安に行うことが多いです。3回目のワクチン接種の時に、獣医師と相談し、計画を立てておくとよいでしょう。愛犬に避妊手術や去勢手術を受けさせるかどうか悩んでいる場合には、ワクチン接種や健康診断で受診したときに、動物病院でしっかりと相談することをお勧めします。

子犬 しつけ 動物病院

定期的に病気対策や健康診断へ

愛犬のノミ・マダニ対策も欠かせません。ノミ・マダニ対策は年間を通しての投薬が勧められています。月に1回の投与で効果が得られるノミ・マダニ対策の薬を、必ず動物病院で子犬に処方してもらいましょう。

そのほか、春〜秋の蚊が出てくる季節には、「フィラリア症」の予防薬を子犬へ投与する必要があります。「フィラリア症」は、蚊が媒介する寄生虫感染症で、時には命に関わる大変な病気ですが、予防薬を適切に投与することで予防ができます。ノミ・マダニ対策の薬と同様に月に1回の投薬が必要ですので、必ず子犬と動物病院を受診して、フィラリア症予防薬を処方してもらいましょう。

さらに、子犬の時期は、小型犬の膝蓋骨脱臼や大型犬の股関節形成不全など、成長過程で発見される疾患もあるため、上記の受診のタイミングか、もしくは別途でも月に1度は子犬の健康診断を受けるとよいでしょう。健康診断では、視診、触診、聴診などを行うため、子犬が体を触れられることに慣れておくことが必要です。
こいぬすてっぷ」生後3ヶ月編・9ヶ月編では、飼い主さんが自宅でできる、子犬の体に触れる練習方法をご紹介しているので、ぜひご参考にしてください。家庭ではなかなか難しい「爪切り」や「耳掃除」を動物病院で頼むようにして、同時に子犬の簡単な健康チェックをしてもらってもよいですね。

子犬のかかりつけの動物病院を決めよう!

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動物病院は子犬と毎月のように通うので、費用面などの理由でコロコロ変えず、かかりつけの病院を決めておきましょう。かかりつけの動物病院があるメリットとして、何よりも緊急のケガや病気の時にあわてて動物病院を探さず、すぐに受診できる安心感があります。

また、幼い頃からのカルテや既往歴が記録され、獣医師に愛犬の個性や体質を把握してもらうことができます。そのため、愛犬に合った生活上のアドバイスを受けたり、ちょっとした悩みも相談することができ、必要があれば他の専門医を速やかに紹介してもらうことも可能です。

また、かかりつけの病院を決めていれば、愛犬が動物病院の環境やスタッフの方に慣れることも大きなポイント。動物病院への抵抗感が低くなり、受診がスムーズにできるようになるでしょう。

子犬の動物病院の選び方、6つのチェックポイント

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動物病院は子犬と飼い主さんにとって、いつも近くでサポートしてくれる心強い存在です。だからこそ、かかりつけの動物病院選びは大切です。

かかりつけの動物病院は、子犬を迎える前にいくつか候補を挙げておきましょう。動物病院は、何かあればすぐに受診できる距離にあることが理想的です。できれば24時間対応の動物病院がベストですが、地域によってはなかなか難しいかもしれません。夜間の急病に備えて、夜間診療病院も探しておきましょう。

子犬のかかりつけの動物病院を探すときに知っておきたいのが、近所の飼い主さんの「口コミ」です。実際に利用している方の情報を集めて、ぜひ参考にしましょう。

子犬を迎えてからは、健康診断などで動物病院を受診し、かかりつけの病院を決めていきます。実際に動物病院に行った時には、ぜひ次のことをチェックしてください。

①動物病院内は清潔?…不衛生な院内では、かえって感染症にかかるリスクがある
②獣医師は触診をする?…犬の症状を見極めるためには不可欠。触診と問診が丁寧だとベスト
③丁寧に説明してくれる?…症状や治療についてきちんと説明し、質問にも答えてくれる姿勢があれば安心
④明朗会計?…医療費の試算の提示や、会計の明細書の発行があれば医療費について目安ができて安心
⑤獣医師やスタッフは動物への愛情がある?…獣医師はもちろん、スタッフも医療補助や入院などで子犬と関わる機会が多いため、子犬への接し方に信頼感が持てることが大切
⑥二次診療病院が紹介できる?…大きなケガや難病では、他の専門医や病院への紹介が可能だと安心

子犬のかかりつけの動物病院を決める時には、獣医師やスタッフとの相性も大切です。もし受診した時に何か気になることがあれば、無理して通わず他の動物病院へ。長いお付き合いを見越して、心から信頼できる動物病院を見つけましょう。

飼い主さんは、ケガや病気から愛犬を守る責任があります(「こいぬすてっぷ」心構え編で詳しくご紹介)。また、動物病院は、子犬の時期はもちろん、成犬になってからも予防接種や健康診断、フィラリア症予防やノミ・マダニ対策などで、何度も通います。ぜひ子犬のかかりつけの動物病院を決め、獣医師の深い理解の元で適切なサポートを受け、愛犬の生涯を通じて安心できる日々をすごしましょう!

こいぬすてっぷに所属している獣医師チーム。臨床経験が豊富な獣医師により構成されています。獣医療の知識や経験を生かし、子犬育て、しつけに関わる正しい知識をわかりやすくお届けしていきます。

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