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これで安心、愛犬の留守番。環境づくりで大切な5つのポイント

   2018/07/04

愛犬に留守番をしてもらわなくてはならない場面、ありますよね。愛犬は上手に留守番できていますか?愛犬に落ち着いて留守番しておいてもらうために、留守番のしつけはとても大切。でもそれだけでは十分とはいえません。大好きな飼い主がいない間の退屈で不安な気持ちを軽くしてあげる工夫や安全に留守番できる環境を準備してあげることも、とても大切です。愛犬が安心して留守番できるために大切な、留守番環境づくりのポイントを紹介します。

留守番中の犬のための環境づくりのポイント5つ

犬に落ち着いて留守番してもらうためには、留守番中の不安ができるだけ少なくなるように、安心できる快適な環境を準備してあげなくてはなりません。もちろん、事故などが起こってはいけませんので、安全確認も忘れずに。

また、夏場は熱中症への警戒もしなくてはなりません。しっかりと環境を整えてから外出しましょう。

①サークル・ケージ

愛犬に留守番させる場合は、基本的にケージやサークル内をおすすめします。これは、留守番中に不安になった愛犬が室内の物を壊してしまったり、何かで怪我をしてしまったりする事故を起こりにくくするためです。

留守番中の愛犬が快適に過ごすためには、トイレと寝床を設置して十分なスペースが余る程度のサイズのサークルがおすすめ。サークル内が愛犬にとって安全で安心できる場所となるように、普段からサークルの中で落ち着いて過ごせるような習慣をつけておきましょう。

サークルで留守番していた犬

サークルに慣れていない犬を留守番のときだけ無理やりサークルに入れようとすると、犬にとって不安が大きくなってしまいます。そのため、犬を室内である程度フリーの状態にして留守番をさせることになるでしょう。

留守番にサークルなどを使用しない場合であっても、柵や仕切りを使って、決められた空間だけ犬が自由に移動できるようにしてあげると、より安全で犬にとってもストレスが少ない状態で留守番ができますよ。

②ベッド・クレート・水・トイレ

サークルの中に、いつも使っているベッド、水、トイレなどの必要なものを用意して、愛犬にとって「安心・安全で心地いい場所」を準備しておきます。サークル内のクレートで眠る習慣がついているようであれば、いつも通りクレートも用意しておいてください。

愛犬が好んで使用している、飼い主のにおいがついた毛布などがあればそういったものを置いておいてもよいでしょう。

③おもちゃ

おもちゃで遊んだり外にいる虫を眺めたりと「ひとり遊び」が上手な犬は、飼い主が外出しても退屈せず、寂しさを感じにくいです。知育玩具のような、夢中になれるようなおもちゃでひとり遊びができるようになっておきましょう。

もちろん留守番で使用する前に、一緒に遊んであげて、愛犬が飲み込めないサイズであり、簡単に壊れない耐久性があるおもちゃであることを確認してください。飼い主が横にいるのにひとり遊びに熱中するようになってきたら、留守番の練習にとりいれてみましょう。

おもちゃで遊んで留守番している犬

④空調と直射日光対策(特に夏場は熱中症対策を!)

愛犬が留守番の間、快適に過ごせるように、空調を整えましょう。季節にあわせて、風通しをよくしたり、エアコンを適切に使用したりしてください。

特に夏場は、室内でも熱中症に要注意!
熱中症は外で走り回ったときだけの問題ではありません。暑かったり湿度が高かったりする日は熱中症のリスクが非常に高くなります。外出中に室内が非常に高温になってしまっていて、愛犬が熱中症にかかってしまった、などということは絶対に避けなくてはなりません。

熱中症対策の水を飲む犬

空調を適切に使用し、自由に水が飲める状態にしてあげましょう。愛犬がひっくり返してしまわないような形状の水のみボウルを選ぶこともお忘れなく。

さらに、直射日光が当たらないようにしておくことも必要です。時間とともに太陽は移動します。家を出る時は大丈夫だったけど、いつの間にか直射日光が当たる状態になっていた…なんてことのないようにしてくださいね。

そのほか、体温を下げるのに役立つ熱中症対策グッズもありますので、そういったものを利用してもよいでしょう。

⑤安全確保

留守番環境の安全確認は忘れずにしてください。
とりわけサークルではなく室内の一画を区切ってお留守番させる場合には、愛犬が口にしては困るもの、危険なもの、壊されては困るものがないか入念にチェックしてくださいね。もちろん、サークルでお留守番している場合にも、安全確認はお忘れなく。

【番外編!】愛犬の留守番、飼い主側の不安は「カメラ」で解消!

仕事などで長時間、家を留守にする場合は、その間に犬がどのように過ごしているか気になりませんか?
「ペットカメラ」などと呼ばれているカメラを使うと、スマートフォンなどで留守中の愛犬の様子をリアルタイムで確認することができますよ。

特に問題なく留守番していたように見える愛犬が、実は留守番中、ずっと不安でソワソワ歩き回っていた、吠えてしまっていた、なんてことがあるかもしれません。見過ごしがちな愛犬のストレスを知ってあげるためにも、家に帰ったときの愛犬の姿だけでなく、留守番中の愛犬の様子を知っておくことはとても大切なことなのではないでしょうか。

犬の留守番におすすめのカメラ

カメラの中には、スマートフォンでカメラを動かして、部屋のどこに愛犬がいるのかを簡単に確認ができる機能を持つものもあります。愛犬をケージやサークルに入れず、フリーでお留守番させている方は、このような機能をもったカメラを活用してもよいでしょう。

また、カメラ周辺があらかじめ設定していた範囲外の気温になったらスマートフォンに通知される機能を持つものもあります。状況に応じて、予定を切り上げたり、遠隔操作ができるエアコンであれば、温度や湿度の調整をしてあげたりが可能です。暑くなる時期は熱中症の心配もありますのでこういった機能を活用してもよいでしょう。

そのほか、愛犬がさみしそうにしているときに声をかけたり褒めてあげたり、さらにはおやつを与えて遊んであげたりと、外出先からも愛犬とコミュニケーションがとれるものもありますよ。

留守番練習はゆっくりじっくり

いきなり長時間の留守番をさせることは絶対NG。不安になって吠えたり家の中のものを壊したりしてしまうかもしれませんし、飼い主さんとの関係が悪化してしまうことも。
必ず、ごく短い時間の留守番からはじめ、少しずつ時間をのばしていってください。「飼い主さんがいなくても大丈夫!」という成功経験を増やしてあげることが大切です。

※留守番のしつけについてはこちらでもご紹介しています。
留守番でも落ち着いていられる!留守番上手な犬のしつけ方とは?

落ち着いて留守番している犬

なお、愛犬がほんの少し飼い主さんの姿が見えなくなっただけで、困った行動をしてしまうようになっている場合、専門的な行動治療が必要になることもあります。不安のあまり自分で落ち着くことができず、しっぽを噛んだり吠え続けたり、物を破壊しようとしたり、といった行動は「分離不安」の疑いがあります。
しっかりと環境を整え、じっくり練習してもうまくいかない場合には、かかりつけの動物病院で相談してみることをおすすめします。

留守番中の愛犬の様子を知っておこう

留守番中の愛犬の様子を知るために時々、留守番中の動画の撮影をしてみてください。動画は帰宅後に確認してもかまいません。
留守番を初めてしばらくしたときに寝てくれていれば留守番成功の可能性大。リアルタイムで愛犬の様子が見たい場合には、先ほどご紹介したペットカメラも利用できますよ。

愛犬が安心して留守番できる環境を整えて、飼い主も安心して外出しよう

犬との生活で避けて通ることのできない留守番。愛犬と飼い主がともにストレスなく乗り越えるためには、しっかりとした準備がとても大切です。 こいぬすてっぷでは、愛犬の留守番練習やサークルやクレートで落ち着いて過ごすための練習など、愛犬との暮らしに役に立つトレーニングを多数紹介しています。ぜひお問合せください。

こいぬすてっぷに所属している獣医師チーム。臨床経験が豊富な獣医師により構成されています。獣医療の知識や経験を生かし、子犬育て、しつけに関わる正しい知識をわかりやすくお届けしていきます。

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