
子犬を迎えるための準備マニュアル!抑えておきたい5つのポイント【初心者さん必見】
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春に向けてだんだんと暖かくなり始めるこれからの季節。愛犬とマイカーでドライブを楽しもうと考えている人も多いのではないでしょうか。犬を連れての遠出や旅行はとても楽しいものですが、何の準備もなくいきなり車に乗せようとするのはおすすめできません。ペットとのドライブを安全に楽しむために、犬も飼い主もきちんと対策しておく必要があります。今回は、愛犬とのドライブのコツをご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
犬を車に乗せていきなり遠出するのは絶対にやめましょう。慣れないドライブで犬が車を嫌いになってしまう可能性があります。
また、ついついやりがちなのが、動物病院に行くときだけ車に乗せること。車で行った動物病院でいやな思いをしてしまうと、犬にとって「車を乗ったら嫌なところにつれていかれた…」という経験となり、ドライブが苦手になってしまうかもしれません。
愛犬にドライブ好きになってもらうには、楽しくドライブの練習をすること、つまり、「車に乗ると楽しいことがある!」という経験を積んで、徐々に車を好きになってもらうことが大切です。
車に慣れてもらうために、まずはエンジンを止めた状態の車内に慣れさせることから始めます。もちろん飼い主も同乗し、愛犬に声をかけて安心させてあげましょう。そのまましばらくの間、リラックスした状態で車の中で過ごせるようになってきたら、エンジンをかけてみましょう。
問題がなさそうならいよいよお出かけです。練習として、愛犬が好きな場所へ楽しい短時間のドライブをしてみましょう。最初のうちは近くの公園やドッグランなどがおすすめです。公園やドッグランに到着したら、しっかり愛犬をほめて、たくさん遊んであげてください。こうした楽しい経験を積み重ねれば、犬も車に慣れ、車に乗ると楽しいことがある、ドライブが好き!と思ってくれるはずです。
犬とのドライブを安全に楽しむためには、手ぶらで車に乗るわけにはいきません。犬用のグッズを忘れずに持って行きましょう。
これらは最低限必要なアイテムです。車に乗る前に忘れ物がないかチェックするようにしましょう。車で出かける機会が多いなら、ドライブ用にこれらのグッズをまとめたバッグやボックスを用意しておくと安心ですね。
実は、犬も人間と同じように車酔いすることがあります。愛犬が体調を崩さないようしっかり対策しましょう。
まず、ドライブ前のご飯は2〜3時間前までに済ませておきます。お腹が落ち着いてきた頃に出発することで、嘔吐や車酔いを防ぐことができます。ご飯の量は普段通りか若干少なめにし、お腹いっぱい食べさせないようにしましょう。
さらに、ドライブが数時間に及ぶ場合は、時々休憩をとり、犬を外に出してリフレッシュさせましょう。車を止めて窓を開け、トイレをさせたり水を与えたりといった休憩も。
また、嗅覚が優れた犬にとっては、車独特の匂いが車酔いの原因になるかもしれません。車の芳香剤の使用は控え、時々換気するようにしましょう。
車の揺れも車酔いの原因になりますので、犬を入れたキャリーバッグをしっかり固定し、なるべく揺れないようにしてあげてくださいね。
車に乗る前にトイレを済ませておき、トイレの不安を解消しておきましょう。
もちろん念のため、車内にもトイレシートを準備しておきます。心配であれば、犬用のマナーベルトを使うのもおすすめです。万が一のときのために、防水用のシートを敷いたり、車用のシートカバーを使うのも良いでしょう。家から出発するときはもちろん帰りも同様です。
いつでも水分補給できるように、飲み水も必ず持参しましょう。水は冷たすぎるものではなく、常温の水がおすすめです。
サービスエリアなどに車を停車させ、ゆっくり落ち着いて飲ませるようにしましょう。ガブ飲みは体調不良の原因になるため、少量をこまめに与えることが大切です。携帯用給水ボトルなどの便利用品を使うのもおすすめですよ。
人が暑い車内にいることで体調を崩すことがありますが、それは犬も同じです。犬が体調を崩すことのないよう、常に車内を適温に保ちましょう。
特に、高温多湿には注意が必要です。こまめに換気をしましょう。温度は20℃くらいが目安です。また、夏場は熱中症の危険が高まる季節。いかなる場合であっても、車内に犬を置いていくことは絶対にやめましょう。
よく、車の窓から犬が顔を出しているのを見かけることがあります。ほほえましい光景のように見えますが、きわめて危険。
外から飛んでくる小石などが当たって犬が怪我をしてしまうこともありますし、何かにびっくりした犬が窓から落下してしまうかもしれません。
また、犬を抱っこして車に乗せるのも非常に危険なのでやめましょう。「うちの子はおとなしいから…」などという考えは絶対NG。
運転者の集中力に影響を及ぼしますし、急ブレーキの時にも大変危険です。
安全にドライブを楽しむため、短時間でも犬はケージやクレート、キャリーバッグに入れ、後部座席ではシートベルトで固定しましょう。
また、犬の首輪にリードを付けるのも避けましょう。急ブレーキ時に引っ張られ首が締まってしまう危険があるためです。飛び出し防止用のリードを付けるのであれば、ハーネスに装着しましょう。
長時間のドライブでは、1〜2時間おきに休憩をとりましょう。
できるときにトイレを済ませたり、犬を外に出してリフレッシュさせたり、水やおやつを与えたりしておくことが安全で楽しいドライブのポイントです。
特に、高速道路では思わぬ渋滞に巻き込まれ、長時間身動きが取れなくなる可能性もあります。高速道路をドライブする時には、サービスエリアごとに休憩をとることをおすすめします。
暖かくなる季節に向けて、愛犬とのピクニックや旅行の計画を立てている人も多いと思います。いざ出かけるというときに困らないためにも、今回ご紹介したドライブのコツをしっかりと実践してくださいね。ドライブを楽しいものにするには、出かける少し前から余裕を持って準備しておくことが大切。犬も人も、「楽しかった!また行きたい!」と思えるように、安全運転で、愛犬との楽しい時間を過ごしてくださいね。
東京大学農学部 獣医学専修を卒業後、大阪の高度獣医二次診療病院に勤務の後、渡米しミシガン州立大学、カリフォルニア大学 ディビス校にて、整形外科・再生医療の研究などに携わる。帰国後は、アメリカでの経験を活かし、川村動物病院の院長として、より良い地域医療の普及に邁進中。
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